栄助兵衛の四方山(よもやま)話

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不妊治療の保険適用?

管政権になって「不妊治療の保険適用」なんてことが話題になってるんやけど、はたして、保険適用つまりお金の問題なんやろか?

少子化問題の解決策として考えられたことなんやろけど、子供が欲しくても妊娠、つまり受精しにくい二人のために人工的に受精の手助けをします。ただ、その費用が高額なので保険で経済的な援助をします。ということなんでしょう。

これも大事なことやけど、それよりも、もうちょっと大きく少子化対策という観点から考えてみましょう。

ちなみに、なんで「不妊治療の保険適用」を話題にするのかというと、昨日の関西ローカルの番組「そこまで言って委員会」で、財務省官僚出身タレントの山口真由さんがこの事に関して「卵子の凍結保存」なんてことを言い出していて、これに女医でタレントの丸山佳奈先生をはじめとして「女性を危険にさらす」とか「さらに少子化がすすむ」、「出産後も女性のキャリアが保たれる社会の実現」、「若者に安心して子育てできるお金をわたしたれや」など様々な反対意見が出ていたのを見たからです。

そもそも、少子化対策不妊治療をからめるのは、本質的な少子化の原因から眼を背け、問題をすり替えているようにもとれるのです。

まず、少子化の原因を考えたとき、「なぜ、子供ができないのか?」という切り口と、「なぜ、子供を作らないのか?」という切り口で分ける必要があります。

「なぜ、子供ができないのか?」っていうのは、子供が欲しくてセックスはしてるけど、どちらかの生殖能力に問題があり受精しないということが原因と考えられます。

生殖能力低下の原因として、女性の晩婚化、つまり端的に言えば老化っていうのがあるようです。男性側の問題としては、若年層の無精子化というのがあるそうです。

「なぜ、子供をつくらないのか?」っていうのは、夫婦ふたりともに特に健康で問題は無く、どちらも正常な生殖能力があるにも関わらず、子供を作らないということです。

この原因と考えられるのは、経済的な問題、時間的な問題、セックスレスなどが原因として考えられます。

これらの原因はどうしたら解決できるか、しばらく考えてみましょう。