栄助兵衛の四方山(よもやま)話

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売れる仕組みに不可欠なものとは何か?-その2:ホームページは必要ないのか?

私は、「売れる仕組みに不可欠なものとは何か?-その1:メルマガは結構大変!」に書いている通り、2007年に起業しておよそ15年になるのですが、ここ10年間は売上げがどんどん落ち込み、新型コロナの影響もあり「時既に遅し!」というくらい大変な状況になってました。

下のグラフは、本業のサイト、つまり私が管理しているあるホームページのGoogleSearch Consoleによるアクセス状況のグラフなのですが、3ヶ月で表示回数は1万以下クリック数も200以下と今では開店休業状態なのです。

本業サイトのアクセス3ヶ月推移グラフ

本業サイトのアクセス3ヶ月推移グラフ

さらに先月は、経費見直しも兼ねて心機一転webサーバーを切り換えることにし、起業時にはまあまあ割安だと思って使い続けてきた「AbleNet」から「スターサーバー」

www.star.ne.jp

に切り換えたのです。

そのために、DNSサーバーの変更作業が生じたり、今年の年初からは全く機能していなかったGoogle広告を一旦「一時停止」にしたのも影響したのか、昨日時点で「表示回数」「アクセス数」ともにほぼゼロ近くまで落ち込んでしまいました。

 

「なんや、アクセス数が落ち込んでネット起業を失敗したおっちゃんのぼやき話なんか読んでもしゃ~ない。」と思った貴方!

ちょっと待った~!

 

さあここから、どうやって立て直すか? それが問題なのです。失敗から学ぶのです。

まず、記事のタイトルに、なぜ、ホームページを話題にしたのかお話します。

ひと昔前、私が起業した頃は、Facebookはまだ日本では広まっておらず、InstagramTwitter、LINE、TickTokなど今日SNSと言われるツールも出始めたばかりで、知らない人がほとんどでした。

 

で、インターネットが広まり始めた頃のネットビジネスの王道は「ホームページ(ショッピングサイト)をつくりそこに集客する、アクセスを増やす」でした。

集客ツールとか情報発信ツールとしては、メルマガやブログが全盛期で、とにかく何かを書いてメールで送るかブログに残すというのが流行りで、「売上げが伸びるメルマガの書き方」だの「ブログを使ってアフェリエイトで月100万円」といった宣伝文句が溢れていたのです。

で、そう言ったPush型の方法とは別に、Pull型の方法として、自分のサイト、即ちホームページをGoogleYAHOO!、MSNなどの検索サイトで上位表示させて露出度を高めアクセス数を増やす。ということが一般的でした。

ただ、ホームページをつくる上では、検索サイトが上位表示してくれるようにホームページをつくり込むことが不可欠だったので、数多くのSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)専門業者さんなんかも出現して自分の会社にホームページの作成とか、SEOを任せてくれるように売り込み合戦してたんですね。

それ以外にも現在の「Google広告」のようなクリック課金型の広告もありましたが、人気のキーワードになると結構な入札価格だったので、個人企業家にはちょっと手が出ませんでした。

 

上のアクセス数グラフの対象となっているホームページは、わたしが起業したときから自分で作成して公開しているもので、私のところにも、仕事の依頼を促すようにいろんなSEO業者から直接電話がかかってきたり、メールが届いたりしました。

起業したての頃には、SEO専門会社の若い女の子からの電話を受けて、その会社が当時ネット業界では伸び盛りということで認知され始めていた「GMO」系列だったことから、ついついその女の子がいうことを鵜呑みにして信じ込んでしまい、一本の電話だけで契約してしまって一括80万円を振り込んだりもしましたが、いつまで経っても結果は全く出ず「結果を早く出せ!出せないのなら金返せ!」と怒りの電話を何度しても、当然相手にしてもらえなかったこともありました。

他のSEO業者さんからは、「GMOさんにSEOの依頼されてますよね。あそこのやり方は古くて、どんなに待ってもいい結果は出ませんよ。こちらに切り換えませんか?」という電話が何本もありました。

「どうして、私がGMOに依頼しているのが分かったのか?」そのカラクリも教えてくれました。そして結局最後は、成果報酬型のSEO会社ジオコード

www.geo-code.co.jp

に依頼して、対応も仕事内容もとても良くて、検索表示もいい結果が出ていたのですが、アクセス数が増えても売上げはあまり伸びず、「何のためのSEOなのか?なんのために上位表示する必要があるのか?」自問自答の末、2年ほどで解約したのです。

 

ネット事業をする上で最も注意しなければならないのは全国に販路を広げられるということは、お客様も全国から購入出来るということで、同一商品の販売においては、価格以外で他店との差別化をいかにするかを考えた時、それはとても難しいということなのです。

ですから、分かりきったことなのですが、、、いくらお金をかけて検索サイトで上位表示できたとしても、同一商品をより安価に購入できる競合店が現われると、お客様はたちまちそちらに流れてしまうのです。

お客様の信頼を得ようといくら丁寧な商品説明をして、それを上位表示させたとしても、お客様は情報だけをそこから読み取り、より安価な販売店から購入されるのです。

つまり、検索サイトでいくら上位表示できたとしてもそれが売上げにつながる保証はどこにもない。これがホームページのSEO対策をすることはもう古いと言われる一因なのかもしれません。

 

とすると、検索されることもなく売上げにも貢献しないのなら、個人事業者が自分が運営するサイト、ホームページは作る必要はもうないのでしょうか?

昨今は、YouTube広告、LINE広告とかインスタグラム集客、Facebook集客、ZOOMセミナー集客と、各種SNSなどの新たなツールを使った集客ビジネスが大流行のようですが、ホームページも作らずにこれらのツールさえ使いこなせば、はたして、それだけでネット起業はやっていけるのか?

この続きは、

giriyan.hatenablog.com